TOP > Blancheur ☆ブランシュール☆ 日記 > ホームカラーとお酢
今、ヘアカラーを自宅でするホームカラーの方は美容室でカラーをする方の10倍以上とされています。
美容師としては自分の力不足を感じていますが、当サロンでも当然ホームカラーをされているお客様がいます。
いろいろな都合があるのでそれ自体は仕方がないのですが、やはり多少ダメージが進んでいる方が多いと感じます。
当サロンではそういったお客様に一つだけアドバイスをさせていただいています。
ヘアカラーはホームカラーでも美容室専用品でもアルカリカラーがほとんどです。
髪は普段はPH(水素イオン濃度指数)は4.5~6.5の弱酸性で安定していますが、
それを強制的にアルカリ性に持って行って不安定な状態にしておいてから薬剤を作用させます。
ですからヘアカラーをした髪の毛はアルカリ性の状態にあるという事になります。
時間がたてば空気中の酸素と反応し酸化されて徐々に弱酸性に戻って安定していきますが
その間に髪のダメージが進んで行ってしまいます。
普通、美容室にはアルカリ性になった髪を強制的に弱酸性に戻す薬剤がありますが、
ホームカラー剤にはそういったものは付属されていません。
そこでご家庭にあるお酢を20~30倍に薄めて用意しておきます。料理で使うもので大丈夫ですが、なければポカリスエットなどのクエン酸の入ったスポーツ飲料でもいいです。
カラーの放置タイムが終わって流してシャンプーをしてそれを流した後、そのお酢を髪にドバっとかけます。
よく揉みこんで1分くらい置いた後洗い流して、その後トリートメントやコンディショナーをつけて流せばOKです。
カラーの後髪をすぐに弱酸性に戻してあげることで、ダメージの進行を防ぐと同時に色落ちも防いでくれます。ぜひお試しください。
また、カラーがしみるという方にはあるものを少しカラー剤に混ぜてあげればしみるのを抑えることができますがそれはまた次の機会に。